苫小牧国際コンテナターミナルでアカカミアリ確認 北海道で初めて

苫小牧市と苫小牧港管理組合は7月8日、苫小牧国際コンテナターミナルで、要緊急対処特定外来生物に指定されているアカカミアリが確認されたと発表。北海道で初確認となる。

環境省が毎年実施している定期的な全国港湾調査で、アカカミアリの働きアリ計約20個体が確認。場所はコンテナヤード内で、人的被害の報告はなく、確認場所周辺では殺虫餌を設置している。

物流事業者に対しては、「コンテナの開封時など疑わしいアリを発見した場合、刺激を避けつつ、どの箇所にどの程度の生きたアリ類がいるかなど状況を確認してほしい」「多数の生きたアリ類の集団がいる(予想される)場合は、コンテナの扉を閉めて逃げ出さないよう静置し、関係機関(港湾管理者、地方公共団体、環境省北海道地方環境事務所など)に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してほしい」「アリ類が少数しかおらず逃げ出す恐れのない場合は、市販の殺虫剤などでその場で駆除し、そのうえで関係機関に速やかに連絡し、取り扱いについて相談してほしい」などとアナウンス。

今後の対応について「環境省が実施する調査及び防除について、引き続き協力する」としている。

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