大北運輸 脳のトレーニング「BTOC」活用

仙台放送(稲木甲二社長、仙台市青葉区)と大北運輸(藤永浩介社長、苫小牧市)は9月28日、仙台放送が東北大学加齢医学研究所(川島隆太教授)と共同開発した「運転技能向上トレーニング・アプリAI版」を含む新しい脳のトレーニング「BTOC(ビートック)」を、大北運輸の乗務員への提供を10月1日から開始すると発表した。北海道で初めての導入となる。
運転手の安全運転能力向上、安全運転寿命の延伸、顧客の信頼獲得、従業員が安心して働ける企業を目指すとしている。

仙台放送では、東北大学加齢医学研究所と産学連携により共同開発した「運転技能向上トレーニング・アプリ」のスマートフォン版のサービスを、2020年から保険会社や自治体向けに提供してきた。2021年4月からは、同アプリにAIを搭載。プレイヤー毎に最適なトレーニングへ調整する機能を拡張するなど、「運転技能」「認知機能」「感情状態」の向上だけでなく、安全運転管理や商品開発など、データ活用の幅を広げてきた。

大北運輸は、道内総合物流大手の苫小牧埠頭のグループ会社。BTOCの活用は、1人ひとりに応じた最適なトレーニングで危険予知能力、判断力を高められる点で、新しいアプローチになるとしている。「効果的に、かつゲーム感覚で気軽に楽しみながら持続的に取り組めることで、運転技能向上へ大きく寄与してくれるものと期待している」としている。

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