物流マッチングイベント「ロジスク」 道南・道東開催に向け参加事業者募集

北海道開発局・北海道経済産業局・北海道運輸局・北海道は6月10日、物流マッチングイベント「ロジスク」を初めて「道南方面」と「道東方面」で開催すると発表。また、両ロジスクへの参加事業者の募集もはじめた。道南・道東ともに参加事業者は40社程度、募集期間は同28日まで。

ロジスクは昨年度、北海道開発局が行政主導による「共同輸送・中継輸送の実現に向けての企業間マッチングイベント」として企画し、「道北方面」と「道央方面」で1回ずつ開催した。

今年度は新たに「道南方面」と「道東方面」で開くとともに、実施主体を物流に関係する道内4行政機関が連携する形へと広げた。これにより、全道(道北・道央・道東・道南)で共同輸送・中継輸送のマッチングが行われることになる。併せて、北海道開発局だけではリーチしきれなかった荷主企業の参加も積極的に進める。

「第1回道東ロジスク」は7月17日、釧路市生涯学習センターで、「第1回道南ロジスク」は同26日、函館市民会館でそれぞれ開催する。
両ロジスクでは、物流事業者と荷主事業者の連携による、道東、道南方面での共同輸送・中継輸送の実現に向けて、1テーブル4社程度、1回30分程度でワークショップを実施する。自社の物流課題や、マッチング相手に希望する条件等、自由に意見交換を行い、30分経過の後、席替えを行い、計3~4回、異なる事業者とテーブルを囲む。ワークショップ終了後は、参加者間でのフリートークの時間を設ける。

昨年度の参加事業者へのアンケートでは、道北ロジスクで「マッチングできそうな企業があった」が79%、道央ロジスクで「共同輸送・中継輸送実現の可能性がある企業があった」が67%と高い割合となり、実際にロジスクときっかけとして、「新聞配達の帰り荷として、野菜のルート配送を行う」「トラックでの長距離輸送(片道約310㎞)を貨物鉄道に転換する」といった個別の輸送事案の検討も行われるなど、実施した効果も現れてきている。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする