「簡易パーキング等を活用した中継輸送実証実験」協力事業者を募集

北海道開発局は6月10日、簡易パーキング等を活用した中継輸送の実証実験に協力が可能な運送事業者を募集すると発表した。募集は同28日まで。

同開発局では、令和3年度から道路施設等(道の駅、管理ステーション及び除雪ステーション)を活用した中継輸送の実証実験を行なっており、今回新たに「道南方面」「道東方面」を加えた道内7カ所で簡易パーキング等を活用した中継輸送の実験を実施する。
実験は7月下旬から同7年3月までを予定。実験を経て、将来的な実装に向けた検討を進める。

同開発局では、令和4年度に道内の物流事業者を対象に実施したアンケート及びETC2・0データの貨物車トリップ分析結果より、中継拠点の設置ニーズの高いエリアを抽出。これまで実験を行った地域(道北・オホーツク・後志)に加え、新たに「道南方面」「道東方面」を対象に、ヘッド交換に必要なスペース(12m×40m=480㎡)が確保できる簡易パーキング・チェーン脱着場において実験を行う。

実験は「長距離輸送」と「短距離輸送(地域内輸送)」の2種類を行う。
長距離輸送では「ヘッド交換方式」「ドライバー交換方式」「荷物積替え方式」の3パターンを想定。利用可能な簡易パーキング等は、道南方面は「黒松内町白井川」、道東方面は「音更町昭栄」、道北方面は「名寄市砺波」、オホーツク方面は「上川町清川」「北見市留辺蘂」。
短距離輸送では、「荷物積替え方式による後志地域内輸送」を 想定。利用可能な簡易パーキング等は、「ニセコ町西富」「喜茂別町尻別」。

実証実験に参加する事業者は、7月頃に開催予定の「ロジスク」に参加する必要があり、他社様とのマッチング及び実施期間、中継輸送のパターン等の調整を行う。

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