配膳ロボット「Servi」 機能アップデート サッポロビール園で稼働

アイリスオーヤマ(大山晃弘社長、仙台市青葉区)は11月1日、ソフトバンクロボティクス(冨澤文秀社長、東京都港区が開発・製造する配膳・運搬ロボット「Servi アイリスエディション」の機能のアップデートを実施すると発表した。「Servi アイリスエディション」は、先行してサッポロビール園(札幌市東区)へ4台導入し、稼働を開始している。

「Servi アイリスエディション」は、飲食店やホテル・旅館、小売店などで従業員と共に配膳や運搬を行うことを目的に開発したロボット。

今回のアップデートにより、最大5台を同時に稼働できるようになった。それぞれのロボットが他のロボットの位置を正確に把握できるため、広いホールのみならず、キッチンの出入り口、通路などの狭いスペースもスムーズに走行でき、より効率的な配膳・下げ膳を行うことが可能となった。
また、最高走行速度が秒速0.8m(従来は秒速0.6m)となり、安全でスピーディな配膳・下げ膳が可能となった。
このほか、走行音の変更や、配膳・下げ膳時など特定のシーンでの発話音声のセリフの設定、独自の音声ファイルへの変更などが可能となった。

複数台での同時稼働の先行事例となるサッポロビール園では、団体利用客を中心に約800席を有する大規模レストラン「ポプラ館」において、「Servi アイリスエディション」4台が同時稼働しており、従来の半数以下のスタッフで店舗営業を行うことが可能となっている。

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