石油連盟、北海道石油業協同組合連合会、北ト協タンクローリー部会は11月1日〜14日にかけて、「荷卸し時の安全対策統一キャンペーン」を実施する。北海道が後援、北海道経済産業局が協力、消防庁が協賛する。
石油連盟と全国石油商業組合連合会、全ト協が全国的に行うキャンペーンの一環。消防当局の協力も得ながら、キャンペーンの実施を通じて、元売、輸送、販売業界の関係業界が一体となって、一層の安全対策の向上を目指す。
危険物荷卸し時の安全対策に係る啓発活動は2007年以降、元売、輸送、販売業界が連携して取り組んできており、今年度も灯油の需要期前の11月にキャペーンを行う。
主な活動は、「統一キャンペーン用ポスター・下敷き・チラシの作成とSS・需要家先等への配布・掲示」「タンクローリー運転者によるSS等荷卸し先への立会い要請(チラシ等配付・呼びかけ等 )」「関係業界、関係各社のホームページ等で啓発活動を実施」―など。
石油製品の荷卸しの際は、安全な荷卸しのために、荷卸しをする側と荷卸しを受ける側の双方の立会いが法律で義務づけられているが、石油製品の荷卸しの際の事故が後を続いていることから、同キャンペーンでは、広く関係先に対し、石油製品荷卸し時の相互立会いの必要性、重要性を周知し、危険物取扱所等における、確実な相互立会い実施の推進を促す。
「納品書」「荷卸し前タンク在庫量と荷卸し数量」「荷卸し順序」「注油口とホースの結合状況」「荷卸し後タンク在庫量」「受領書・荷卸し確認書」の確認を強調している。