ヤマトHD「Hokkaido F Village X」に参画

ヤマトホールディングスは3月12日、Scrum Ventures(本社・アメリカ)と同社の子会社であるスクラムスタジオ(髙橋正巳社長、東京都港区)が主催する「Hokkaido F Village X(HFX)」に参画したと発表。

HFXは、スクラムスタジオが運営し、運営協力パートナーのファイターズスポーツ&エンターテイメント(FSE、小村勝社長、北広島市)と共に、北海道ボールパークFビレッジを中心に国内外のスタートアップの地域実装を支援する。年間10社、3年間で合計30社程度のスタートアップを採択し、「モビリティ」など5つのカテゴリで技術やサービスの実証・実装を支援する。

ヤマトグループは、HFXに参画することで、国内外のスタートアップとの事業連携や実証実験など、さまざまなチャレンジを加速する。さらに、最新技術情報の獲得や北海道の地域課題解決に資するスタートアップとの連携強化のために、Scrum Venturesが運営するベンチャーキャピタルファンドに出資する。HFXへの参画やファンドへの出資を通じて、北海道全体の地域創生に向けた取り組みを国内外のスタートアップと共に進め、地域社会と連携した新たな価値創造を目指すとしている。

ヤマトホールディングスイノベーション推進機能シニアマネージャーの齊藤泰裕氏は「スタートアップとの事業連携を通じた地域社会への貢献や新たな価値創出をより加速させる。北海道全体の課題解決に寄与したい」と述べた。

ファイターズ スポーツ&エンターテイメント常務取締役開発本部長の前沢賢氏は「物流業界のリーディングカンパニーであり、今も施設運営の強力なパートナーであるヤマトグループとHFXでご一緒することは、エスコンフィールド、Fビレッジに新たな視点と価値をもたらしてくれるものと確信している」とコメント。

Scrum Ventures創業者兼ジェネラル・パートナーの宮田拓弥氏は「ファイターズ、ヤマトグループのみなさまとHFXでご一緒できることを大変嬉しく思っている。宅急便を提供し、個人向け小包配送の概念を広めたヤマトグループは、物流界の開拓者。世界中のスタートアップ、自治体、パートナー企業のみなさまと共創することで、北海道にイノベーションの波を広げていきたい」とコメントした。

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