北海道フーズ輸送「安全大会」を開催 全車両にバック警告判定機能を装備

北海道フーズ輸送(渡邊博英社長、札幌市西区)は6月14日、石狩市の花川南コミュニティセンターで「令和6年度グループ安全大会」を開催、各拠点やグループ企業から60人あまりが参加し、安全教育や各種表彰を実施、安全意識の高揚を図った。

渡邊博英社長は「安全が確保されなければ我々は仕事ができないと心に刻んでほしい。運輸局やト協からの表彰者も毎年増えており、これは安全対策に熱心に取り組み、安全意識が向上している結果。交通事故と違反数も減少している。安全への情熱を持つ者が増えるほど、事故減少・品質向上、社会的信用度の向上につながる」と参加した従業員に向かって強く呼びかけた。

渡邊英俊会長も「安全が基本であり、これがあって初めて業として成り立つ。この大会を以後の安全に結びつけてほしい」と挨拶したほか、「2024年問題について、負の側面が取り沙汰されているが、これは規制緩和後30数年間にわたって崩れた輸送の需給バランスに対し、国が主導して関与し、労働単価を上げようとするもの。適正な運賃を収受できるよう、国がバックアップしており、追い風が吹いている。継続的に荷主と交渉して、サービスの適正な対価を収受し、それを従業員に還元できる転換点にある」と現状の事業環境について語った。

同社安全推進部による安全教育では、実際の事故事例やデータを報告したほか、今年度の目標を発表。労災事故では「かご車起因事故防止」「転倒事故の根絶」、交通事故では「後突事故の根絶」「冬季事故防止」を重点事項に設定した。とりわけ、後突事故の防止に焦点を当て、7月末をメドとして、全車両にデジタコのバック警告判定機能を標準装備すると報告した。
各種表彰では、BSO(安全性最優秀事業所)として、石狩支店物流第3課が初めて表彰されたほか、交通事故削減目標達成表彰では、北海道商事が表彰を受けた。

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