生活協同組合コープさっぽろ(大見英明理事長、札幌市西区)は10月25日、エネルギー事業を担うエネコープ(五十里浩輔社長、同中央区)が、釧路市旭町の改良住宅で自治会と連携し、居住者向けの灯油配送サービスを同18日から開始したと発表。
自治会により住宅全体に対して灯油を利用するためのサポートが行われ、安全で安定したエネルギー供給(個別契約)を実現した。現在約90戸の住民が居住しており、平均年齢は70 歳と高齢者が多数を占めている。灯油をはじめとするエネルギー供給を安心して利用したいというニーズに対し、自治会とエネコープが連携して住民全体の安全と安心を守る取り組みを始める。
居住者の多くが買い物に不自由している現状をふまえ、コープさっぽろの宅配システムトドックや移動販売おまかせ便カケル、夕食宅配など、居住者の生活に合わせたサービスの提供も予定している。釧路市とは「高齢者見守り協定」も締結しているため、商品の配送時などの見守りも行っていく。これによりエネルギーの供給や買い物に関する課題を一挙に解決することができる。
今後も地域の高齢者の暮らしを支えるために取り組んでいくとしている。