物流業界のみならず、一般にも浸透し、広く使われている「物流の2024問題」というワード。とくに長距離の運行や宿泊を伴う運行などへの影響が大きく、未だに対応に苦慮している事業者も少なくない。では、物流のもう一つのメインの現場といえる「倉庫・物流センター」への影響はどのようなものなのか?実際にセンター業務に従事して探ってみた。
【これまでと今回の潜入取材の概要】
記者は2022年度の下半期に「物流の現場とはどのようなものか。どのような共通点があり、どのような課題があるのか」を知るため、北海道内の「14社・17か所」の物流センターで62回、320時間あまりにわたって実際に働き、取材を進めた。この際は、「さまざまなセンターで、さまざまな業務」を行うよう意識し、「広く浅く」物流現場を体験した。2024年初頭より複数回にわたって記事として掲載した。
今回は2024年度の上半期に物流現場に潜入。現場に入るのはおよそ1年数か月ぶりとなった。入る現場を絞り、「量販店に向けた常温センター」2か所、「個人宅に向けた物流センター」2か所の「4社・4か所」のセンターで合計33回、151時間あまりにわたって働いた。
今回、この4か所に潜入したのは、物流センターとして典型的な形態である「toB」と「toC」の業務を行っているためで、物流センターとして標準的な業務をより「狭く深く」体験するとともに、同様の業務を行っているセンター同士の比較も行いたいと考えたため。また、このうち3か所は2022年度下半期にも働いたことがあるセンターで、「2022年度と2024年度」の比較もしてみたいとも考えた。
「toB」のセンターでは、ともにカゴ台車や、ハンドリフトとパレットなどを活用し、商品を在庫している棚から、ケースやバラでピッキングし、道内の大手量販店に向けて出荷バースの近くまで搬送するという作業を主に行った。「toC」のセンターでは、ともにセンターに届いた大量の荷物を在庫せずに早い段階で仕分けし、カゴ台車などに積みつけ、出荷に向けて準備するという作業を主に行った。
【センターでの2024年問題の影響は】
結論からいえば、センター内の現場作業のレベルでは「2024問題」の影響は皆無であり、はっきり言えば「別世界」の話だった。
サプライチェーンを管理する荷主企業、センターを運営する物流企業や3PL企業、また、センターに入荷・出荷する立場の運送会社であれば、トラックの荷待ち時間の削減や、荷役作業の負担軽減、そのほか物流効率化に向けて、シフトやオペレーション、設備などを変えるといった対応に頭を悩ませたケースは多いと思うが、「センター内で行う作業のみ」を見ると、全く関係ない問題だったといえる。
150時間以上にわたり、延べ数百人と一緒にセンター内の作業に従事したが、「2024年問題」を意識する言動をとった人は1人もおらず、その文言を聞くこともただの一度もなかった。2022年度と比較しても、現場を監督する人、現場で作業をする人の意識に違いは見られなかった。基本的にピッキングや積みつけ、仕分け、検品、構内の搬送など、従事している業務のみにフォーカスしているため、センターの前や後の工程となる輸送のことを「意識する暇も必要もない」というのが実感だった。
センターの作業員は、トラックドライバーと異なり、基本的に長い拘束時間に悩まされることはなく、作業の進捗がよほど遅れるなどのイレギュラーがない限り、「定時に始まり、定時に終わる」のが一般的だ。その意味で、広く使われるようになった「物流の2024年問題」という言葉は、当然ではあるが、「トラックドライバーの労働時間」に関係する話であり、「物流の」というよりは「輸送の2024年問題」と言った方が正確であると改めて感じた。
【センター業務の労働単価は顕著に削られている】
2022年度と比較し、2024年度の時給は下がっていた。また、交通費は大幅に削られていた。物流企業の収益が厳しいのか、センター人員の労働単価が削られていることがわかった。
北海道の最低賃金は、①2022年9月までは「889円」、②同10月から2023年9月までは「920円」、③同10月から2024年9月までは「960円」、④同10月からは「1010円」ーーと毎年上がっている。前回は①と②の時期を経験し、今回は③の時期を経験した。
①の時期(最低賃金889円)の1勤務あたりの平均の時給は「1018・5円」、支給された交通費は「515・4円」だった。
②の時期(最低賃金920円)の1勤務あたりの平均の時給は「996・4円」、交通費は「551・4円」だった。
そして今回③の時期(最低賃金960円)の1勤務あたりの平均の時給は「972・1円」、交通費は「266・7円」だった。
最低賃金が上がるにつれ、時給額が上がるのかと思ったが、結果は真逆となった。特に交通費は③の時期に顕著に下がった。
最低賃金と時給額との開きを見ると、①の時期の時給は最低賃金よりも14・6%時給が高かったが、②の時期はこれが8・3%に縮まり、2024年度は最低賃金よりわずか1・3%と上回る額となった。2024年度のセンター作業の時給は完全に「最低賃金ギリギリ」の額となっていた。
物流企業はさまざまなコスト上昇の影響を受けたためか、支給する交通費を含め、センター作業員への報酬を削っている状況が明らかに見てとれた。あえて言えば、2024年問題への対応の影響があるとすれば、この点に表れていると言えるかもしれない。
【2022年度と2024年度の共通点】
2022年度に道内のセンターで勤務した際、感じた共通点や疑問点、課題などについて記事としてまとめた。そのいくつかをピックアップすると、「センター業務は非正規従業員が支えており、賃金水準は最低賃金に近い時給1000円前後である」「センター従業員は総じて勤勉で、責任感を持ち、誠実に仕事を行なっている」「センター従業員は、自分の仕事によって生み出した付加価値や利益が把握できない」「オペレーション改善などによる生産性向上の余地はどの現場にも多くあるように映る」「安全面などに関するルール設定は現場ごとに大きな差異がある」「現場の作業員と管理者間とのコミュニケーションは基本的に希薄である」「他のセンター同士のつながりはほとんどない」といった点であり、これらはいずれも前回から1年数か月経った今回も大きな変化はなかった印象だ。
このうち、賃金水準は最低賃金が毎年上がっている中でも、「上がらない」現状を上記で示した。
このほか、特に強く感じた共通点は、「生み出した付加価値がわからない」ということ。多くの物流センターにおいて、同じような課題ではないかと改めて感じた。
これは、「従業員それぞれが、その現場にどれだけ貢献したかを数字で測られる状況にない」ということであり、違った視点から見ると、センター従業員のほとんどは「ノルマも評価もない」環境に置かれていると言える。この結果、物流現場で働く多くの人は「あまり生産性を意識する必要がなく、生産性の高い物流現場にするというインセンティブも働かない」ことにつながっているのではないかと感じた。
一部EC系の物流センターでは「何秒に1つピッキングする」というノルマに追われるとの話を聞いたことはあるが、記者が体験した北海道内のセンターでそのようなことは一切なかった。「1時間あたり、個数ベースでも金額ベースでも、どれだけの商品をピッキングしなければならない」という意識があった現場はこれまでなく、働きに応じて短期的に報奨やペナルティなどが与えられるということもなかった。
従って、「頑張っても足を引っ張っても、時給1000円前後で変わらない」「過度なストレスやプレッシャー、緊張感とは無縁であるとともに、生産性を上げようというモチベーションとも無縁」の業務のままであった。
【2022年度と2024年度の相違点】
前回と今回の違いとして、すぐに目についたのは、いくつかの現場では「システム導入」「デジタル化」が進んでいたという点だ。物流現場は基本的に「アナログな単純作業」「肉体労働」の集積という面が大きいが、効果的にシステムを導入すると、「生産性に大きな違いが出る」と実感できた。一方、システムを導入しても、「それほど有効に使えていないのではないか」という現場もあった。
量販店向けのセンターでは、2022年度は非正規の従業員は基本的に「紙のリスト」のみに従ってピッキングしていた。専用台車に商品を積んだ後、その都度ペンで紙のリストの「行を消す」という作業を行なっていた。
ピッキングする商品のロケーションは、紙のリストに記載されていたものの、「似た商品がすぐ近くに置いてある」ことや、「紙のリストに記載されたロケーションとは違う場所に商品が置かれている」といったこともあり、業務に慣れるまでは、何度となく商品やケースと、ピッキングリストのJANコードが合致しているかの確認を余儀なくされた。当時、「これは作業効率の面で問題がある」と同時に「かなり誤ってピッキングされるのではないか?検品作業が大変そう」と強く感じた。
しかし、この現場は2024年度、ほぼ全員が「タブレット」を活用したピッキングへと変わっていた。紙のリストにあるコードをタブレットで読み込むと、積み込む商品のロケーションとピッキングする数量がタブレットに示され、積み込む際に商品のコードをスキャンすると、「自動的に行が消える」という工程に変化していた。間違った商品のコードを読み込むと、タブレットが大きなブザーで警告するため、「誤ってピッキングする」可能性がほぼなく、また、リスト全ての商品を積み込まないと、次のリストに移ることができないため、「ピッキングし忘れる」ということも起きない仕組みになっていた。
これにより「ピッキングの誤り」「誤出荷」のリスクが大きく抑えられ、作業効率の面からも、体感として「1・5倍以上のスピードで出荷用に専用台車を仕立てられる」という印象を持った。前回は1時間で大体2〜3つ程度の台車を仕立てて、出荷専用エリアまで搬送したが、今回は3〜5つ程度の台車を仕立てることが出来たイメージだ。何より紙ベースで行なっていた際の「商品が正しいか」「リストの消し忘れはないか」「ピッキングし忘れた商品はないか」など、考えたり、判断に悩む時間と労力が一切なくなったことで、作業進捗のスピードが早まるとともに、頭の疲労も大きく軽減した。
一方、個人宅に向けたセンターでは、基本的に2022年度も2024年度も「目視で仕分けする」業務がほとんどではあったが、一部システム化が進んだ業務もあった。これは目視で荷物を仕分けたのちに、ハンディでコードを読み、台車に積むという工程で、以前はハンディを使っていなかった。しかし、量販店向けのセンターとは異なり、「積み込まなければならない正解のデータと照合する形で読み込む」のではなく、単に「いつ、誰が、何を台車に積んだのか」しか分からない仕組みだったため、「誤りを減らす」という点ではそれほど効果は見込めないように思えた。しかも、現場の喧騒により「読み込んだ際の音が聞こえにくい」状況であり、場合によっては「ハンディで読み込めていない荷物を台車に載せている」ケースも発生しているように思えた。物流現場のシステム化は一定程度、進んではいたが、それによる正確性や効率の面での効果は、現場によって異なるようだった。
【DCとTCの相違点】
2024年度上半期に約30回従事した物流センターは、「量販店向けの物流センター」2か所と、「個人宅向けの物流センター」2か所。それぞれの業務内容は非常に似ており、比較がしやすかった。
「量販店向けの物流センター」は、一般的に「物流センター」といった時にイメージしやすい「商品をセンターに入荷後、一定期間ストックし、オーダーに応じて出荷」するという典型的なディストリビュートセンター(DC)であり、流通加工は行なっていなかった。従事したのは主に、ピッキング、カゴ台車やパレットなど物流容器への積みつけ、梱包、検品、構内の搬送など。
一方、「個人宅向けの物流センター」は、典型的なトランスファーセンター(TC)であり、入荷した荷物の仕訳けや積み替えを行い、カゴ台車などに積みつけ、割と短い時間で出荷するというのが主な業務だった。保管のためのスペースはほとんどなく、梱包や検品といった業務は行わなかった。
「量販店向けの物流センター」は、ラックとフォークリフト、パレットの世界だ。現場はフォークリフトと従業員が近い距離で行き交い、リストに従ってラックからケースやバラでピッキングし、ともに1時間あたり出荷用に3〜6個の商品のまとまりを作り、決まった場所まで搬送した。「時間に追われる」ことはなく、いずれの現場でも「急ぐというよりも、間違いを起こさず、事故や負傷をしないよう、自分のペースで作業を行うように」という指示を受けた。基本的に作業は1人で行い、また、ともに安全靴の着用は任意で、ヘルメットの着用はなかった。
仕分けした後の検品はかなり徹底的に行われ、物流品質に直結する「誤出荷を起こさない」という意識を強く感じた。誤ったピッキングをしたことが検品によって判明した際は、その都度、作業を行なった従業員に「間違ってピッキングをしていること」や「間違った理由」などをフィードバックしていた。
また、ともに気になったのは、フォークリフトとパレットについて。フォークリフトは両方の現場とも、「ヘルメットを被らない者が運転する」場面が多く、また、リフトとピッキングする作業員の動線が交わっているにも関わらず、特別な注意をするよう指示をされず、「各自ぶつからないように気をつけて」といった感じだった。これでは労災事故がいずれかの時期に発生してしまうように思えた。
パレットは、よく言われる「パレット管理・パレット紛失」問題が気になった。両センターで多くのパレットが活用されていたが、「しっかりと管理・回収」はされていなかった。メーカー、卸、小売、物流企業、レンタルパレット企業など、様々な名義が記載されたパレットが不規則に使われており、「どれが誰の所有物か」「いつ、どこに返す必要があるか」ということは、意識されていないようだった。パレット管理は物流業界の長年の課題ではあるが、「1つのサプライチェーンの中でパレットを厳格に管理する」というケース以外では、この課題を解消することは、相当容易ではないと思えた。
「個人宅向けの物流センター」は、基本的にラックやフォークリフト、パレットを活用する場面は見なかった。ダンボールがきれいに積まれたパレットが入ってくることはなく、コンテナやカゴ台車でサイズや形がバラバラな荷物が届き、これを複数人でエリアごとに仕分けして、再びコンテナやカゴ台車に積み付けた。荷物を高くまで積んだカゴ台車などを多数仕立て、DCよりも頻繁に搬送をした。このため、フォークリフトと交錯する危険性はなかったものの、重いカゴ台車がセンター内を行き交うため、ともに安全靴とヘルメットの着用をするよう指示されていた。また、細かくて大量の荷物を扱ったため、作業のスピードがDCよりも求められた。1人で作業を行うケースは非常に少なく、数人〜10数人で作業を行うことが多かったため、「自分のペース」というよりも、「周りのペース」に合わせて作業を行う必要があった。
また、DCと比較して、「間違わない(誤出荷しない)」という点への意識が強くない印象で、仕分けした後、検品などを行う場面自体をほとんど見なかった。このため、センターからの一定程度の誤出荷は「織込み済み」といった感じだった。ここでは「正確さ」というよりも、「大量の荷物を一定時間内に仕分けるスピード」をより求められているようだった。
【DC同士、TC同士の相違点】
「量販店向けの物流センター」と「個人宅向けの物流センター」の双方で感じたのは、同じ形式のセンターであっても「扱う物量」と「オペレーション」が大きく異なるという点。
「量販店向けの物流センター」は、ともにセンター内にラックが立ち並び、ラック内にはダンボールで商品がびっしりと入っており、作業員は通路を歩きながら、ピッキングを行なったが、その作業量は大きく違った。一方は「同じ時間で扱う荷物が多く、作業量も多く、肉体的な疲労感も大きかった」が、もう一方はそうでもなかった。簡単に言えば、「出荷量が全然違った」。
前者のセンターでは、ケース出荷の場合、平均するとカゴ台車1台で小売価格が10数万円の商品を積みつけ、それを1時間に3〜4台作った。従って1時間あたり40〜60万円程度の商品の出荷に携わったが、後者のセンターでは、扱う商品は違ったものの、作業量としてはこの半分くらいのイメージで、肉体的な疲労もかなり軽かった。出荷した商品の額も前者よりも3〜4割は少なかった印象だ。
また、何より際立ったのは、作業効率だ。前者のセンターでは、通路の進行方向が決まっており、ラックや棚割りの番号も規則的にふってあり、ピッキングする際にあまり迷うことがなかった。しかし、後者のセンターでは、ピッキングする商品が全てラックに収まっているのではなく、番号がふっていないスペースにズラッと並べてあるものもかなりあった。
「リストとラックのナンバー」が合致するため、あまり考えずにピッキングができる前者のセンターとは異なり、商品の2割くらいは「ナンバーのない平場のスペースから商品を探す」という手間があり、このロスがかなり大きいように感じた。ベテランになると「どこにどの商品が置いてあるか」はすぐに分かるが、そうではない者にとっては、「商品を探す」という場面が多く見られ、作業効率としては明らかに前者のセンターが優れていた。ラックに商品が入らなかったとしても、スペースに規則的かつ細かくナンバーをふることはそれほど大きな手間ではなく、実施することは可能だと思ったが、この現場では「毎日、オーダー通りに出荷できている」こともあり、こういった改善を行う気配はなかった。
「個人宅向けの物流センター」はこの違いがより顕著だった。一方のセンターはセンター内の各エリアで非常に多くの従業員が基本的に「動きを止めることなく」働いていた。自分が関わる作業が終了すると、正社員から別の業務を行うよう、エリアの移動を指示され、常に「荷物を仕分け、積みつける」という環境だった。しかし、もう一方のセンターは、このセンターと比べて、圧倒的に扱う荷物の量が少なかった。このため、「何もしない」時間が非常に長かった。
前者のセンター内では常に従業員が動き、多くのカゴ台車が現場を行き交っていた印象だが、後者のセンターでは、勤務時間の3割程度は「仕分ける荷物が届くのを待つ」という時間であり、文字通りの「手待ち時間」だった。この現場では、10数人が一斉に「何もしない」という時間が断続的に発生し、場合によっては30分近くに及ぶこともあった。これは「休憩」時間にカウントされず、「勤務」時間であり、前者の「常に動き回っているセンター」と比較をすると、信じられない環境だった。
外からでは同じような建物に見えても、その中で行われている作業の生産性は、そのセンター毎に大きく異なっていた。その現場で長く続いているオペレーションが「良いのか、悪いのか」また、「改善する余地はないのか」といった点は、少なくとも現場作業員のレベルでは主体的に考える余地は少なく、基本的に「言われた作業を黙々とこなす」ことを求められた。
【まとめ】
2022年度に感じた感想と大きく変わらないが、非正規で働くセンター従業員の多くは、協調性があり、責任感を持って、自分が割り振られた仕事を誠実に、一生懸命こなしていた。重い荷物を扱うなど、肉体的に厳しい現場もあるが、「やった分だけ、間違いなく出荷され、商品として販売される」という結果も見えやすい仕事だ。最低賃金ギリギリの時給ではあるが、労働者人口が減少する中であっても、どの現場も人員はそれなりに充足していた印象で、「現場が回らない」ということもなかった。
3Kと思われがちな物流の現場だが、大きな「人手不足」を感じることはなく、トラック輸送で言われるような「2024年問題」などの大きな局面にある印象はなかった。
それだけに「よりやりがいがあり、安全で、できれば十分な報酬も与えられる」仕事として、魅力的な職場環境になるよう、センターを運営する各社には頑張ってもらいたいと強く思った。