ツルハとBIPROGYは3月28日、北海道最大の旗艦店舗「カレスサッポロ ダ・ヴィンチモール」内に新たにオープンした「ツルハドラッグ 北6条店」で、BIPROGYが提供する電子棚札の実証実験を開始したと発表。
小売業界では労働力不足が深刻化し、ツルハドラッグでも店舗の省人化や労働生産性の向上が急務となっている。特に、紙製のPOPやプライスカードの作成・交換作業は、店舗スタッフにとって負担が大きい業務であり、今回の実証実験では、電子棚札を導入することでこれらの業務負担を軽減し、店舗業務の効率化を実 現することを目的としている。

ツルハドラッグでは昨年6月から、BIPROGYが提供する小売業向け基幹システ ム「Core Center For Retail(CCR)」が稼働している。CCR との標準インターフェース連携により、販促企画の反映をはじめ、CCRが保持するマスタデータを迅速に連携でき、スピード感のあるシステム実装が可能となる。
今回実証する電子棚札は高い視認性とデザイン性を持ち合わせている。
同実証実験を通じて、プライスカードの作成・交換作業の削減など店舗業務の効率化を目指す。さらに、継続的な効果測定を行い、ツルハドラッグでの電子棚札の多店舗展開の可能性を検討する。