寒地土木研究所は11月22日から、北海道及び青森県において、 北の道ナビ「吹雪の視界情報」の運用をスタートさせた。
吹雪時の視界状況(現況と予測)を5段階に区分し、北海道では旧市町村を基本とした221エリアで、青森県では8市町でそれぞれ情報提供する。令和5年3月下旬までの運用を予定。吹雪視程予測の適中率は約8割の実績。
同研究所では、吹雪による視程障害予測の研究開発を開始し、道路利用者や道路管理者の判断支援のための情報提供技術の確立に向けて、予測精度の向上や情報提供手法の改良に取り組んできた。
今冬もこれまでの取り組みを踏まえ、北海道及び青森県において、「吹雪の視界情報」の運用を行う。
「吹雪の視界情報(北海道版及び青森県試行版)」はPCで閲覧できる。北海道版については、スマートフォン専用ページを用意したほか、吹雪予測のメール配信サービスをPC、スマートフォンで利用できる。北海道版の前年度の平均アクセス数は、一日あたり約5100 件、最大アクセス数は1日約3万6000件。
「このポータルサイトを活用いただき暴風雪災害の未然防止、軽減への貢献につながることを期待する」としている。