ゼロスペック・北海道電力ネットワーク業務提携 灯油の消費・残量可視化で配送効率化へ

ゼロスペック(多田満朗社長、札幌市中央区)と北海道電力ネットワーク(細野一広社長、同)は5月20日、業務提携契約を結んだ。
両社はこれまで、電力スマートメーターの通信網を活用して灯油残量を遠隔で確認できるスマートオイルセンサーの開発・実証試験を行うとともに、配送事業者向けの灯油残量情報通信サービスをそれぞれ提供。今回の業務提携により、サービスの販売窓口をゼロスペックに統一し、販売体制の強化とサービス向上を図っていく。

同サービスは、灯油の消費・残量を可視化することで、給油時期の予測や配送ルートの設定など配送の効率化を支援するもの。灯油の使用状況をシステムで管理し、 顧客の使用量に合わせた配送計画を立案、適切なタイミングでの配送が可能になる。配送計画の自動生成、配送ルートの作成、灯油の消費・残量予測、配送・給油実績の管理機能などを有する。
経験に頼らずとも配送できるようになり、「配送回数が半分になった」「平均給油量が向上した」といった事例も出ているという。

両社は「労働人口減少など社会的課題が顕在化している北海道において、電力スマートメーター通信ネットワークを活用したスマートオイルセンサーの提供により、安心して暮らせる環境づくりや地域経済に貢献できるよう努めていく」としている。

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