カミナシ(諸岡裕人社長、東京都千代田区)は6月11日、北海道イシダ(笠井剛社長、札幌市白石区)と北海道での現場DXへの取り組みを支援すべく、現場帳票システム「カミナシ レポート」の提供でのパートナー契約を締結したと発表。同システムは、現場管理のための帳票をノーコードでアプリにできる業務効率化のクラウドサービス。
北海道イシダは、計量・包装・検査・表示機器の製造・販売を手がけるイシダグループの一員として、北海道地域での食品製造・流通業界向けのソリューション提供を担っている。

北海道での食品製造・流通業は、豊富な製品ラインナップを誇る一方で、地域特有の課題にも直面。広大な地理的特性により、工場や加工拠点へのアクセスが難しく、輸送効率の低下や物流コストの増加が避けられないことや、人口減少や高齢化の進行に伴い、現場の人材確保や定着が一層困難になっている。こうした背景から、製造工程の自動化・効率化、業務のデジタル化やペーパーレス化が急務とされている。
今回のパートナー契約では、北海道イシダの持つソリューションとカミナシのサービスを掛け合わせ、両社で「カミナシ レポート」の利用促進をはかり、地域全体の業務効率化・省力化による生産性向上とともに従業員の負担軽減など、現場のDXを支援する。