北海道はまなす食品 「食品小売物流コース」新設

納豆製造を展開する北海道はまなす食品(渡邊浩司社長、北広島市)は9月26日、知的障がい者を対象とする公共職業訓練(ハロートレーニング)として、来年度から新たに「食品小売物流コース」を設置すると発表した。物流業や小売業への就職を目指す知的障がい者を育成する。

同社は北海道から障がい者特別委託訓練を受託しており、施設として「能力開発センター」を保有、これまで「包装食品製造コース」で知的障がい者を対象として、社会適応訓練・職業適性訓練を行ってきた。ここでは就労に対応できる身体的・精神的な忍耐力と基礎的な作業能力・社会適応能力の付与を行い、職業的自立を目指す協力を実施、令和4年3月末までの累計就職内定率は実に97.2%にのぼっている。

来年5月に江別市に新工場が完成することに伴い、能力開発センターの実習場が広くなり、2コースの訓練を同時に行うことが出来るようになることから、来年度から「食品小売物流コース」を新設する。同コースでは、オリコンの組み立て作業や移動作業、製品のオリコン入れ作業、製品のピッキング作業、リサイクル分別作業、食品の加工作業などの訓練が行われる。

就職先として、主に物流企業のほか、スーパーマーケット、食品宅配サービス、ネットショッピング、リサイクルなどを想定している。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする