北海道電力ネットワーク 灯油残量把握による効率的配送を実現するIoT通信サービス

北海道電力ネットワーク(藪下裕己社長、札幌市中央区)は9月21日、電力スマートメーター通信ネットワーク(SMNW)を活用した灯油残量把握による効率的配送を実現する「IoT通信サービス」を2024年4月目途に開始すると発表した。

北海道内の灯油配送事業者向けのサービスで、灯油タンクに各事業者で通信端末を設置し、SMNWを介して灯油タンク内の液面高(残量)等の情報を提供するもの。これにより、各事業者は、当該情報を遠隔で取得することが可能となり、給油のタイミングの適正化、配送ルートの効率化が図れる。業務の効率化・高度化や、人口減少・高齢化に伴う担い手不足などの課題解決につなげることができる。

これまで、各事業者と実施した実証試験においては、積雪環境下での通信の安定性を確認しているほか、同社のSMNWが北海道内の広範囲に構築されていることから、北海道内のほぼ全域で同サービスを利用することができる。

「今後は、各事業者が抱えている課題やニーズを伺いながら、本サービスを提案していきます。保有する技術・設備を活用しながら、北海道の皆さまと共に新たな価値を創り上げる共創の考え方に基づき、地域経済の発展への貢献や社会的な課題の解決に努めていく」としている。

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