北海道運輸局「北海道の運輸の動き」令和2年度 コロナ禍スタートでトラック輸送前年度比11・6%減少

北海道運輸局は3月に公表した「北海道の運輸の動き」の令和2年度年報によると、コロナ禍が始まった同年度の運輸業界は、貨物輸送の分野では全ての指標で前年度と比べマイナスの影響が出ている一方、営業倉庫や冷凍倉庫では入庫高・出庫高・保管残高とも増加に転じていることが分かった。
 
トラック輸送の北海道内における取扱輸送量は前年度比11・6%の減少、JR貨物の北海道内における取扱輸送量は同2・6%の減少となった。

内航・外航海運の北海道内における取扱輸送量は同4・5%の減少、内航・外航コンテナの北海道内における取扱輸送量は同5・5%の減少、海峡航路における取扱輸送量は同1・4%の減少、中長距離航路における取扱輸送量は同3・0%の減少となった。

北海道内各空港における国内線取扱輸送量は同43・2%の大幅な減少、このうち道内相互間は同15・1%の減少、道内ー道外間は同43・2%の減少。新千歳空港における国際線取扱輸送量は同21・1%の減少となった。

一方、普通倉庫の北海道における入庫高は同3・0%の増加、出庫高は同3・4%増加、保管残高は同7・5%増加。貯蔵槽倉庫の北海道における入庫高は同3・4%減少、出庫高は同2・3%減少、保管残高は同3・1%の増加となった。冷蔵倉庫の北海道における入庫高は同1・4%増加、出庫高は同0・8%増加、保管残高は同19・8%の大幅な増加となった。

貨物自動車の新規登録台数は同7・6%の減少、保有台数は同0・9%の増加、軽貨物自動車の新規届出台数は同2・1%の減少、保有台数は同5・5%の減少となった。

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