ローソンは5月21日、デリバリー専用として開発した商品を店内厨房で調理して届ける宅配サービス「ゴーストレストラン」を北海道のローソン店舗に同22日から初導入すると発表した。
店内調理サービス「まちかど厨房」を展開している札幌市内の20店舗に導入し、今後店舗数を拡大していく。
導入したサービスは、消費者がUber Eatsのアプリを通じて注文したローソンとは異なるブランド名の出来立ての商品を、ローソンの店内厨房で調理して届けるもの。スパゲッティをメインに展開する「スパゲッティの小屋」、炒飯をメインに展開する「炙りチャーシュー炒飯店」、フライドポテトなどをメインに展開する「Fried Foods shop」の3ブランドで実施する。

ローソンでは、2022年1月から東京都内の1店舗でゴーストレストランの実証実験を開始し、4月末時点で東北・関東・中部・近畿・九州の約450店舗に導入。店舗の生産性の向上という点では、朝食や昼食需要に合わせて弁当やサンドイッチなどの調理を行っている「まちかど厨房」の空き時間の活用にもつながっている。
ローソンでは、店舗で販売する商品とは別にデリバリーで人気の高いメニューを参考に専用商品を開発しており、飲食店が少ない地域で、その代わりにもなるデリバリーを目指している。