札幌市が整備を進める「水素モデル街区」で5月23日、北海道初となる大規模商用水素ステーション「エア・ウォーター水素ステーション札幌大通東」の開所式が開かれた。
同ステーションは、2月2日から3月31日までプレオープンし、4月1日から本格運用を開始していた。燃料電池車(FCV)に加え、FCトラックやFCバスなど大型商用車両への充填に対応、水素充填設備を2ライン搭載し、メンテナンスやトラブル時にもいつでも充填できる設備を備えている。

同ステーションを運営するエア・ウォーターは、「当社と札幌市の連携、そして本ステーションの運営を通じて、水素の供給と消費の両面から地域の脱炭素化を支え、持続可能な社会の実現に貢献していく」としている。
札幌市では、2030年にFCトラック・バスを合わせて約20台の普及を見込んでいる。