北海道開発局は8月21日、札幌第1合同庁舎で「北海道渋滞対策協議会」を開催した。
北ト協をはじめ、北海道運輸局、北海道、北海道警察本部、札幌市、ネクスコ東日本北海道支社、北海道バス協会などで構成、道内の「主要渋滞箇所」を指定して、関係機関と連携しながら渋滞対策を推進している。
これまで道内の主要道路の交差点など226か所を「主要渋滞箇所」に指定し、このうち91か所を解除した。現在残っている135か所のうち、札幌地区・札幌都市圏5か所、帯広都市圏1か所、旭川都市圏1か所の合計7か所について渋滞が改善されたとして新たに指定を解除した。

「国道275号と道道江別長沼線」の交差点では、上り線で大型車が多く、橋梁部付近で車線減少となり渋滞が発生していたが、4車線拡幅で交通容量の拡大を図り、渋滞が解消した。このほかの6か所も、バイパスの整備や右折車線の設置、路面表示の設置、左折・直進車線の延伸などの対策を行い、「主要渋滞箇所」から解除された。
また、同協議会では、道路利用者から渋滞対策の要望を受けており、今年度は北ト協から65か所の要望があったと報告、今後調査などを踏まえて「主要渋滞箇所」に追加するかを検討する。