商船三井(橋本剛社長、東京都港区)と北拓(吉田ゆかり社長、旭川市)は3月4日、洋上風力発電事業向けの投資を意図した北拓・MOLウインドエナジー投資事業有限責任組合(北拓・MOL風力ファンド)を設立したと発表した。
同ファンドは、国内における洋上風力発電事業向けの投資を中心に、当面約100億円規模での運用を目指す。北拓が運営者(無限責任組合員)となり、所在地を旭川市に置く。洋上風力発電設備建設を目的とする事業会社や風力発電関連事業会社を投資対象とし、運営期間は設立より約20年間。
両社は、北拓が有する風力発電におけるネットワークやノウハウと、商船三井グループの海運業をはじめとした社会インフラ事業での操業経験を掛け合わせ、今後、脱炭素社会実現のための切り札と期待される洋上風力発電事業のエリアにて新たな価値を創造し、洋上風力産業の拡充に貢献したいとしている。