クロスマート(寺田佳史社長、東京都中央区)は8月2日、国内4番目の拠点として札幌市に「北海道営業所」を設立すると発表した。北海道エリアの営業活動と顧客サポートを強化する。
同社は、飲食店と卸売業者をつなぐプラットフォーム「クロスオーダー」を提供しており、FAXや電話が主流だった受発注業務をスマートフォン上のLINEに切り替え業務効率化を推進する「クロスオーダー受発注」、LINEを活用したオンライン販促機能「クロスオーダー販促」、電帳法に対応した請求書DX機能「クロスオーダー請求書」など、アナログな業務を効率化する機能を展開している。サービス開始から約3年半でアクティブな利用店舗数は5万店舗、ユーザー数は10万人を超えている。
4番目の拠点となる北海道エリアでは現在、数十社の卸売業者と3000店舗を超える飲食店がクロスオーダーを利用。これまで以上に柔軟なサポートを行うとともに、北海道エリアの卸売業者への地域に根ざした営業活動を展開する。
北海道エリアの利用事業者である北一ミートの大傷祥平営業部長は「受注注業務の軽減を目的にクロスオーダーを始めたが、受注業務はもちろん今まで苦労してきた毎月の在庫処理業務もチラシ機能を使う事により驚く程多くのお客様に購入頂けるようになり、非常に助かっている。今まで売れないと思っていた商品がこのチラシ機能で売れる事がわかったり、フードロス商品として肉の端材を使った商品を販売できたりと嬉しい発見が非常に多い。今回、北海道営業所が開設されるという事で、今まで以上に連携ができると思うと非常に心強い」とコメント。