ロジネットジャパン(橋本潤美社長、札幌市中央区)は3月15日、2022年度から2024年度までの3年間を対象とする「中期経営計画2022」を策定したと発表。
前期中期経営計画について、新型コロナウイルス感染症による経済の停滞や特積事業の縮減、ドライバー不⾜といった環境の変化に対し、新たな輸送サービスへの挑戦(新商品開発・引越FC化)、東名阪地区における⼩⼝貨物配送拠点の整備、労働環境の整備・処遇の⾒直し、労働⽣産性の向上(事務作業IT化推進・新能率給の導⼊)などを図り、今年度は売上高700億円、営業利益39・2億円、経常利益38・7億円、経常利益率5・5%を達成する見込みとし、計画の目標値をクリアできるとした。
新たな中期経営計画では、売上高の目標を800億円(2025年3月期)、営業利益52億円、経常利益52億円、経常利益率6・5%と設定、このほか北海道・本州の売上⽐率を25:75へ拡大することなどを掲げた。
売上高拡大に向けた重点施策として、「新中核事業の創出(新商品の創出・拡販、海外への航空便展開)」、「既存荷主の新規案件掘り起こし(幹線輸送の拡大、北海道〜九州間の輸送拡大)」、「エリア拡大(北九州エリア内事業の拡大、協⼒会社の活⽤)」、「店舗配送の新案件獲得(チェーンストア系への営業展開、グループ内に個人事業主による組織を構築)」、「ファームビジネス、飲料⽔事業(本格的なアグリビジネスへの参⼊、海外・首都圏におけるゆきのみずの拡販)」、「EC事業の拡充(新顧客の開拓、既存荷主の更なる伸⻑)」を挙げた。
同社では、長期ビジョンとして、「国内市場で強力な存在感を持つ総合物流企業グループへ成⻑を果たす」を事業目標に掲げ、2030年度までに連結売上高1000億円の実現を目指している。