苫小牧港における次世代エネルギーの供給拠点の形成に向けた検討WG 初開催

苫小牧港管理組合は8月16日、苫小牧港のカーボンニュートラルポート(CNP)実現を推進するため、「苫小牧港における次世代エネルギーの供給拠点の形成に向けた検討ワーキンググループ(拠点WG)」を設置したと発表。第1回拠点WGを7月26日に開催、今年度中にとりまとめ策定・公表を目指す。

拠点WGでは、昨年度末に策定・公表した苫小牧港CNP形成計画において、目指す将来像の一つとして掲げる「北海道・北日本への次世代エネルギーの供給拠点」の形成に向け、苫小牧エリアだけではなく道内各地を含め北日本全体の需要も踏まえた、次世代エネルギーの受入(製造)・貯蔵・供給の手法について検討していく。

苫小牧港は、北海道の石油製品等のエネルギーの約6割を扱っており、エネルギー関連企業の集積とともに、道内各地・各港への陸上・海上輸送ネットワークが既に構築されている。さらに、北日本を中心に道外地域に対しても年間200万㌧弱の石油製品の移出が行われている。

この充実したネットワークや既存インフラの活用とともに地理的に北米等との我が国の玄関口に位置する特徴を生かして、苫小牧エリアだけではなく道内各地を含めた北日本全体に効率的に水素・アンモニア等の次世代エネルギーを供給する拠点を形成することで、苫小牧港におけるCNPの実現、ひいては日本のカーボンニュートラルの実現に貢献していくとしている。

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