札幌市清田区（山田一八区長）とイオン北海道（青栁英樹社長、札幌市白石区）は６月16日、イオン北海道のネットスーパー「ネットで楽宅便」の商品受取専用ロッカーを清田区役所の１階正面玄関に設置し、同21日から供用を開始すると発表した。
道内の行政施設では初めての設置となる。
札幌市とイオンは2014年１月、双方の資源を有効に活用し、産官相互の連携と協力を基盤に札幌市のより一層の発展と飛躍を目指したまちづくりに取り組むこ「さっぽろまちづくりパートナー協定」を締結。その取り組みの一環として、清田区とイオン北海道はこれまでも連携を図ってきた。
現在、新型コロナウィルス感染症予防対策として非接触や時短といった新しい生活様式が浸透するとともに、ネットスーパーの需要は年々高まり、また、地域住民の声として「仕事帰りや外出したついでに受け取りたい」「自分の好きなタイミングで荷物を受け取りたい」といった、より便利さを求めるニーズが高まっている。
清田区とイオン北海道は、こうした地域の声に応えるべく、イオン北海道のネットスーパーで注文した商品を都合のよいタイミングで受け取れる「冷蔵機能付き商品受取専用ロッカー」を清田区役所内に設置し、供用を開始する。
「ネットで楽宅便」イオン新さっぽろ店配送エリアが対象となり、取扱範囲は常温・冷蔵の食料品から日用品、衣料品まで約１万7000点（冷凍食品、大型商品など一部利用できない商品もある）。
受取可能時間は平日13時～19時30分、土日祝13時〜17時30分。
配送料金は330円（税込）で、１回の購入金額が2000円（税込）以上で配送料が無料となる。
利用方法は、①「ネットで楽宅便」にログイン後、「受取先を選択」より「清田区役所ロッカー」を指定。②区役所設置の商品受取専用ロッカーに、注文時に送付される受注完了のお知らせメールに記載のパスワードを入力し、受け取りを行うーといった流れ。
清田区役所設置の「商品受取専用ロッカー」での受取荷物に、清田区イベントチラシを同封するなど、地域住民のへの地域情報発信にも連携して取り組む。区役所周辺を「地域交流拠点」とする清田区にイオン北海道も協力し、この取り組みを通じて、区役所の機能向上と地域住民の利便性の向上、交流人口の増加を期待する。
