カンボジアで自社農園を構え、良質なカシューナッツの生産と流通、他の農園へのノウハウ浸透を手掛けている萠運輸(近澤洋太社長、苫小牧市)は、「Moe Cashew」ブランドで国内販売を展開、道央エリアを中心に着実に販路を拡大している。
「Moe Cashew」は、国内で一般的に流通しているカシューナッツよりかなり大ぶりなのが特徴。コロナ禍によってしばらく輸入が滞る状況が続いていたが、7月に入って輸入できる環境が整った。積極的なトップ営業を展開し、苫小牧市の道の駅、ホテル、商店、コンビニ、カフェ、蕎麦屋をはじめ、札幌市やむかわ町の複数の店舗での扱いがスタートしている。
また、同社は専用のwebサイト「moecashew.com」を開設し、50g、100g、500gの「Moe Cashew」のほか、「カシューナッツ・アイスキャンディ」の通信販売もスタートさせた。同サイトには、「特大のカシューナッツでカンボジアと日本に笑顔を届けたい」「自社農園で良質なカシューナッツをオーガニック栽培」という事業にかける思いのなどを詳しく説明している。
しばらくカンボジアへの訪問は出来ていないものの、「自社農園での生育について毎日、現地のスタッフから写真を動画で報告を受け、栽培計画を確認しながら作業してもらっている」という。