北海道ロジサービス「物流ソリューション・デモ会」開催 「AutoStor」「CarriRo」など実演

生活協同組合コープさっぽろの物流子会社・北海道ロジサービス(岩藤正和社長、江別市)は11月15・16の両日、江別物流センターで「物流ソリューション・デモ会」を開催し、同センターで実際に導入しているロボットストレージシステム「AutoStor」、物流支援ロボット「CarriRo」シリーズ、CarriRoとの連携が可能な「Visual Warehouse for CarriRo」などの紹介をオカムラ、ZMP、サトーの協力により行った。
道内の荷主企業、物流子会社、物流企業、卸企業、マテハン企業などが参加した。

同社では2018年8月、宅配サービスのSKU増加に伴い、宅配ドライセットセンターに北海道で初めて「AutoStor」を導入。宅配事業の中・低頻度商品を扱い、従来のスペースで取扱アイテム数を5000から2万SKUに拡大、約半分の人員で「歩かない、探さない、間違いがない」をコンセプトに生産性向上を実現させた。18m×42mのスペースに設置、70台のロボット、1万3594個のビン(コンテナ)、17カ所のポートを備え、1時間あたりの入出庫量は1900箱に及ぶと紹介した。

「CarriRo」は「AutoStor」から出庫された商品の集品ラインまでの搬送などに活用、合計11台を導入し、同時に代理販売も行っている。
「Visual Warehouse for CarriRo」の紹介では、作業者の歩行距離を最小限にするための経路案内ソリューションと「CarriRo」を組み合わせた仕組みを実演で紹介した。

参加者は、それぞれのシステムについて説明を受けた後、「AutoStor」への入庫作業や「CarriRo」による商品搬送用カートの牽引などを体験した。

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