北海道産「タマネギ物流」 TV番組で放送

北海道の人気ローカルTV番組の「あぐり王国北海道NEXT」は、1月21日の放送で北見発の「タマネギ列車」を特集、出演者がJR貨物の北見駅と福岡貨物ターミナルに分かれ、北見産のタマネギが貨物列車に載って福岡まで届けられるまでの一連の流れを紹介した。

北見駅ではタマネギが入ったコンテナを列車に積みこむ様子をリポート、「北見市とその周辺のタマネギ生産量は年間およそ40万㌧、北見駅からは平均で約20万㌧発送する。このタマネギを出荷するための列車が通称『タマネギ列車』で、毎年8月から翌年の4月まで運行。11両の貨車に55個のコンテナを乗せて、北見を出発する」などと紹介。その後、北旭川駅で9両・コンテナ45個を繋ぎ、20両・コンテナ100個により札幌貨物ターミナル駅に向うと伝えた。

タマネギ列車が札幌から福岡貨物ターミナル駅まで「約37時間、およそ2100㎞」走行して到着する様子のほか、「タマネギ列車は日本で一番長い貨物列車。電車や新幹線と比べても一番長い」と紹介。また、「タマネギを運ぶ手段として鉄道のシェアは64%ほど、輸送ロットが1つのコンテナで5㌧まで積め、全国に170か所の貨物駅があるため、配達先に近いところを選んで輸送できるのもメリット」と伝えた。

このほか、「北海道発の列車は全国から荷物を積んで戻ってくる。北海道発は農産品が多く、戻ってくる方は宅配貨物や飲料・食料品・雑貨・雑誌など、生活必需品の割合が高い。年間で北海道からは約200万㌧発送し、本州からも200万㌧ほど到着している」と紹介した。

北海道新幹線開業に伴う並行在来線の存廃問題にも触れ、福岡の青果卸売業者は「北見から福岡まで線路1本で繋がっているので、安定的な供給とコスト面の安さ鉄道貨物の1番のメリット。(並行在来線が廃止されると)福岡市場に届く荷物自体が減る可能性があり、困る。飛行機はコスト面を考えると非常に高く、トレーラー輸送もトラックの数に限りがあるので大量の輸送という訳にはいかなくなる」とコメントした。

番組のアナウンサーは「美味しい農畜産物を届ける代わりに、私達の生活に欠かせないものが日本全国から届く。そういう意味でも貨物列車は欠かせないもの」とまとめた。

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