北ガスグループ セコマと災害対応力強化に関する相互連携協定

北海道ガス(大槻博社長、札幌市東区)とグループ企業の北ガスジェネックス(杉岡正三社長、同)は11月20日、道内コンビニ最大手のセコマ(丸谷智保社長、同中央区)と、災害対応力強化に関する相互連携協定を締結したと発表。

災害に強いコンビニのエネルギーシステム構築、および災害発生時のエネルギー・物資の相互協力を行う内容。地震等の災害時においてもセイコーマートの店舗運営を続けること、およびガスの災害復旧対応を円滑に進めることで地域の安心・安全な暮らしを支えることを目的としている。

同協定に基づき、現在、都市ガスやLPGを活用した災害時の店舗運営継続に優れたシステムの構築に取り組んでおり、11月より順次導入を進めている。
具体的には、北ガスグループが停電時も起動可能な自立発電機能搭載型のガスヒートポンプエアコンをセコマ店舗に導入する。これにより商用電力が停電となった際でも、都市ガスインフラにより災害時の電源を確保し、売場やバックヤードの照明、レジ、アイスストッカーや冷暖房等の利用を可能とし、店舗運営を継続させる。また、札幌地区の倉庫に保管したLPGポータブル小型発電機や小型LPGボンベを災害発生時に店舗に運搬し、必要な電力を確保、店舗運営を継続させる。
セコマは、災害時のガスインフラの円滑な復旧作業に必要な食料品や生活物資などの提供を北ガスグループに対して行う。
今後は、同システムの検証などを実施するとともに、災害発生時は食料等の物資供給やエネルギー供給面で相互に協力し、地域の安心・安全を支えていくとしている。

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