北海道企業誘致推進会議は6月12日、TKP札幌ホワイトビルカンファレンスセンターで総会を開き、企業誘致の状況などを報告した。
令和5年度の立地件数は103件で前年度より5件増加。食品工業を中心とする製造業や宇宙関連ビジネス、次世代半導体製造拠点などに関連した立地が増加した。立地件数は同2年度に67件まで減少したが、その後、毎年度増加を続けている。このうち道外からの進出企業は32社で前年度より19社減少した。
物流に関連する立地の動きとして、「半導体に関連した道内での設備投資を見込んだ真空配管の加工場件倉庫」「半導体製造に向けて各種ガス製造装置や液化ガス貯槽を備える施設」「ロケット用コンポーネントの製造・保管拠点」などが紹介された。
今年度は、サプライチェーンの強靱化に向けた生産拠点や、食品加工機械の製造業者や物流施設、高度物流関連施設などの誘致に向けた取り組みを強化していく方針。