無印良品を展開する良品計画(堂前宣夫社長、東京都文京区)は9月19日、生活協同組合コープさっぽろ(大見英明理事長、札幌市西区)が運営するスーパーマーケットへの商品供給を開始すると発表した。コープさっぽろの隣接出店、宅配に続き、スーパーマーケット内での商品展開もスタートする。
同27日より、コープさっぽろ貝塚店(釧路市)の店内一画にて無印良品の商品の取り扱いを開始。その後、北海道内のコープさっぽろ4店舗の合計5店舗に順次展開する。商品を販売する店舗は、コープさっぽろ貝塚店のほか、同プラザ店(遠軽町)、同恵み野店(恵庭市)、同なかしべつ店(中標津町)、同さつない店(幕別町)。
良品計画では、無印良品の店舗が近くにない地域にも商品を提供するため、ローソン店舗やスーパーマーケット内での商品供給を進めている。北海道では、コープさっぽろとさまざまな取り組みを進めており、2021年11月にコープさっぽろやまはな店(札幌市中央区)の2階に、無印良品として道内初の隣接店「無印良品コープさっぽろやまはな」をオープン。現在では、コープさっぽろのスーパーマーケット隣接店は6店まで広がっている。
また、2022年2月からは、同組合が北海道内の組合員向けに展開する「宅配システム トドック」での取り扱いも開始し、道内ほぼ全域の「トドック」利用者に無印良品の商品約300アイテムを届けている。
今回スタートする、コープさっぽろのスーパーマーケット内での無印良品の取扱商品は、人気の食品、スキンケア用品、靴下、タオル類、調理小物など、生活の基本となる約900アイテムを予定。隣接店舗や宅配に加え、コープさっぽろのスーパーマーケット内で無印良品の商品取り扱いを展開することで、「お客様がより身近に日用品などを購入しやすくなり、地域の皆様の暮らしにお役に立つことを目指す」としている。また、「引き続き地域の皆様のお役に立つ商品提供し、生活のインフラ基盤の強化に寄与するため、無印良品取扱店舗の拡大を検討していく」としている。