メディカルシステムネットワーク「LINCLEちいき版」発売 地域薬局の欠品在庫・不動在庫問題を解消

メディカルシステムネットワーク(田尻稲雄社長、札幌市中央区)は9月18日、全国の薬剤師会向けに、他店の調剤実績を検索し、薬局間の医薬品の融通を活性化できる「LINCLE(リンクル)ちいき版」をリリースすると発表した。

昨今、ジェネリック医薬品を中心とした医療用医薬品の供給不足が続き、医療機関や保険薬局では必要量の医薬品調達に支障をきたす状態が継続している。このような原因の一つとして、医薬品の供給状況が医療機関や薬局間で共有されず、医薬品在庫が偏在している可能性が指摘されている。

同社はこれらの課題解決のため、在庫管理・発注システムの「LINCLE」の「他店在庫参照」機能を活用して、「他店の調剤実績を検索できる」システムを開発。「LINCLEちいき版」として発売する。

病院やクリニックは、欠品を心配することなく患者に適切な薬品を処方でき、医薬品卸は、土日や時間外の配送業務・急な配送や返品の削減に繋がる。薬局は欠品在庫の調達、不動在庫の有効活用ができ、地域住民への医療サービス向上、災害時の医薬品調達などといった効果が見込めるとしている。

「LINCLE」は、医薬品在庫管理システムで、自動発注機能や在庫情報共有機能を有している。

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