オリタ物流 プラクティス企業に選定 北海道労働局と意見交換 「従業員の年収1・5倍、残業時間3割削減」

セコマグループのオリタ物流(本田竜也社長、札幌市白石区)は今年度、北海道労働局(三富則江局長)より、「ベストプラクティス企業」に選定された。これを記念し、親会社のセイコーフレッシュフーズで11月28日、北海道労働局長との意見交換会が行われた。

「ベストプラクティス企業」は、最もよいと思われる方法で働き方・休み方改善に積極的な取り 組みを行っている企業として、毎年道内で1社のみ選定される。オリタ物流は物流企業として初めて選ばれた。

意見交換には、同社からは本田社長をはじめ、寺後和也常務、神部尚生部長が出席。北海道労働局の三富局長、髙橋靖労働基準部長に対して、従業員の処遇や待遇改善の取り組みなどを説明した。

同社は道内コンビニ最大手のグループ企業で、ドライバーは101人。主にセイコーマート店舗への配送、グループ道内外のセンターへの拠点間輸送、調達物流などを手掛けている。店舗配送は札幌近郊で74ルート、稚内近郊で7ルートを運行しており、1日の配送距離は約7万㌔㍍に及んでいる。

2012年から処遇改善の取り組みに着手し、運行経路の見直し、実車率の向上、IT点呼の導入、積極的な運賃交渉などを行い、継続的に従業員の待遇改善を進めた。この結果、2012年と比べ、現在は残業時間を30%削減しつつ、従業員の年収を150%の水準に引き上げた。また、3年定着率も42・7%から78%へと大幅に向上した。

本田社長は「空車を避け、いつも何かを積んで動くことを意識している。トラックも出来るだけ新しい車に乗ってもらいたいので、早いペースで代替えをしている。親会社がメインの荷主だが、運賃交渉も真剣勝負」と説明し、「同じグループであっても、費用がかかるものはかかるので、その分は支払ってもらうというスタンス」と述べた。 
また、「従業員の満足度を高め、誇りを持ってお客様に接することができるよう配慮している。有給取得率もグループ内では上位であり、賞与もまとまった額を支払っている。入社したドライバーが辞めなくなり、近年は『長く勤められる会社』だということで、息子さんを紹介してくれる人も出ている」と述べた。

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