北海道経済連合会(藤井裕会長)は12月5日、北海道と北海道議会与党に対して、2025年度の北海道の施策及び予算に関する要望を11月26日から12月5日にかけて実施したと発表。
同4日には、藤井会長より鈴木直道北海道知事に対して要望書を手交した。
北海道の新たな産業の柱となりうる「GX」「次世代半導体」「DX」、北海道の強みである「食・1次産業」「観光」、経済や地域社会を支える上で欠かせない基盤である「人材の育成・確保」「社会資本整備」、これらを骨格として、北海道の持続的発展にとって重要な項目をとりまとめたもの。
物流に関しては、安定的で効率的な物流体制の確保に向けた取り組みを要望したほか、並行在来線「函館―長万部」間の貨物鉄道機能の確保に係る関係者との協議の推進、物流・観光・危機対策の観点などを踏まえた道内鉄道網の維持に向けた地域・関係者との協議の推進を要望。また、高規格道路ネットワークの早期構築並びに機能向上に向けた国への要望、第二青函多用途トンネルの実現に向けた検討の推進なども要請した。
(玉島雅基)