北海道開発局は7月24日と31日に「令和7年度北海道開発計画調査等説明会」をオンラインで開催した。
同局では、北海道の発展と課題解決に資するさまざまなテーマの調査や実証を行なっており、例年、その成果を同説明会で発表している。

物流関連では「共同輸送・中継輸送の取り組みへの支援」「北海道の食料供給力強化に向けた輸送の全体最適化に関する調査」についての発表が行われた。
「共同輸送・中継輸送の取り組みへの支援」では、物流マッチングを協議できる場を行政が設ける「ロジスク」の成果や課題を報告。複数のマッチング事例を紹介し、今後に向けた「より効果的なマッチング手法」などの検討結果を提示した。
今後、参加者の拡大に向けて「運送事業者が知り合いの事業者を呼ぶ」「荷主の参加」「仕事を出す事業者の参加」を促す仕組みを検討する。また、内容については「デジタルの活用」「共同輸送や中継輸送のボトルネックを解消した事例のポイントの共有」「中継輸送で使用車両手続きの円滑化に向けた情報提供」などを進める必要があるとした。
また、参加事業者からのヒアリングでは、「テーマや業種、エリアを絞ったマッチング」「道外物流や港湾を絡めたマッチング」などを求める声があがったと報告した。