栗林商船、栗林運輸、三陸運輸、大和運輸、青函フェリーなどの栗林商船グループは8月21日、中堅社員を対象とした「『蛍雪塾』グループ合同研修2025」を室蘭市と登別市で7月に開催したと発表。グループ8社から20人が参加し、創業の地である室蘭でグループの歴史を学ぶとともに、マネジメントスキルやリーダーシップを磨き、グループ各社の交流を深めた。
蛍雪塾は栗林商船グループの社内塾で昨年4月に創設。グループ従業員が継続的に成長し、グループの理念・目標を明確に理解し、さらなるグループの一体感を醸成し強い組織を目指すことを目的としている。

グループ会社の栗林商会(室蘭市)の栗林和徳社長から、創業者の精神や挑戦の歴史について講話を受け、栗林社長は、創業者・栗林五朔翁が鉄の製造、牧畜業、海運業へと挑戦した歴史や、その後の太平洋戦争の苦難を乗り越えて受け継がれた「命は最優先」という教えを語った。
登別市では、グループ会社の登別グランドホテルを会場に研修を実施。参加者はグループの歴史の動画を視聴したほか、次世代のリーダーに必要なマネジメントスキルをテーマに、5つのチームに分かれて講義やワークショップを行った。部下育成の方法、組織視点の持ち方、コーチング手法などを実践的に学んだ。