北海道ガス LNGローリー車累計出荷10万台達成

北海道ガス(川村智郷社長、札幌市東区)は、LNG(液化天然ガス)ローリー車の累計出荷台数10万台を達成、9月3日に記念セレモニーを開いた。

同社は、2012年の石狩LNG基地操業開始に伴い、都市ガス導管網が整備されていない地域の工場などにLNGを輸送する事業を開始。LNGのローリー出荷と輸送をグループ会社の北海道LNG(井澤文俊社長、同)に委託している。
その後、21年1月に5万台を達成、今年5月には北海道で初めてフェリー向けにLNGローリー車から供給する「LNGバンカリング」を実施するなど、天然ガスの普及拡大を進めている。

北海道LNGの井澤社長は「12年の初出荷から、14年に1万台、21年に5万台と着実に輸送量を増やし、現在では輸送会社5社とともに、北海道各地39地点の顧客にLNGを届けている。北海道では冬場の需要が高まることや、近年の異常気象による交通障害への対応が課題となっているが、LNGを安全かつ確実に届けるという使命のもと、今後も輸送能力の向上に努めていく。安全・安心な輸送、無事故無災害の徹底を胸に、広い北海道での『動くパイプライン』として、LNG輸送を担っていく」とコメント。

エネックス北海道支店石狩営業所の木幡貴幸氏はドライバー代表として「ライフラインの一部という自負のもと各都市にLNGを届けており、このことを常に誇りに思っている。北海道の冬道の運転は大変だが、刻一刻と変化する雪道の路面に適応しながら、LNGを安全に輸送するように努めている」と述べた。

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