さくら構造「セレクトビーム工法」開発 物流倉庫などに

さくら構造(田中真一社長、札幌市北区)は10月1日、工場や物流倉庫の建築に適応できる、システム建築の合理性と在来建築の自由度、両方の良さを兼ね備えた「セレクトビーム工法」を開発したと発表。

セレクトビーム工法は、セミオーダー式のシステム建築で、構造躯体数量のビッグデータを4000件超持つ同社の独自工法。敷地条件や設計条件、地盤条件など物件ごとに求められる様々な条件を元に、5タイプ、10種類の梁タイプを提案する。鉄骨数量が少なくなり鉄骨工事金額も抑えられる。

物流倉庫、工場などの低層ロングスパンの鉄鋼造に対して、在来工法の鉄骨造と耐震性などの品質は同じにもかかわらず、構造躯体費を通常の設計より20%~30%削減できるのが最大の特長。一般流通材を活用し、工事業者を限定しないため、競争見積もりが可能なのも強みだとしている。

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