石狩湾新港管理組合は3月8日、都内のホテルで2月21日に「石狩湾新港説明会」を開催し、船社や荷主企業など約300人が出席したと発表。石狩湾新港ポートセールス会、石狩湾新港外貿貨物利用促進協議会、石狩湾新港振興会との共催。
石狩湾新港管理組合専任副管理者で石狩湾新港ポートセールス会の苫米地庄吾会長は「石狩湾新港の知名度の向上、利用の拡大・促進を目的に平成10年から開催しているが、新型コロナウイルス拡大の影響から3年ぶりの開催となった。石狩湾新港は、札幌市に最も近い港であり、コンテナ航路や背後地域での冷凍冷蔵倉庫の集積など北海道経済を支える物流拠点。また、北海道唯一のLNG輸入基地であり、洋上風力発電なども行うエネルギー供給拠点でもある。昨年度の取扱貨物量は約545万㌧、コンテナの取扱個数は約4万3000TEUと数値そのものは下がっているが、新たにエネルギー関連の貨物が入っており、今後は増加につながると期待している」と挨拶を述べた。
説明会では、同港の最新の利用状況や大型物流施設の立地が進む背後の工業団地、また、約20年ぶりの大型プロジェクトとなる東地区国際物流ターミナル整備事業などについて紹介し、利用を呼びかけた。その後の情報交換会では、参加者同士による交流も行われ、大盛況の中終えることができたとしている。「今後も利用者の皆様へ積極的に情報を発信し、更なる利用拡大を図っていく」としている。