「運送業界の生き残りのための勉強会」2回目 適正原価について意見交換「原価に基づいた運賃交渉が基本」

運送業界の生き残りのための勉強会(伊藤昭人発起人代表、シズナイロゴス)は11月20日、京王プラザホテル札幌で2回目の会合を開き、トラック適正化二法で規定される「適正原価を下回る運賃・料金の制限」をテーマとして意見交換を行った。

伊藤代表は「トラック運送事業では原価管理・原価計算を厳密に行い、収支を常に把握することが基本」と述べ、同社で実践している日次決算の手法や効果をレクチャーした。

同社のトラック1台ごとの実際の固定費、変動費、売上高を細目も合わせて示しながら、「トラック全台を日次で決算すると、無理や無駄があればすぐに把握でき、改善や対応も素早くできる。また、荷主と数字に基づいた交渉ができる。これが本来、収益に直結する重要な部分」と強調。

また、「運賃は、時間制や距離制以外にも、個建てやケース単位、3PLなら通過金額、共配で積載率を高めた場合など、さまざまなパターンがあるはずだが、大雑把な適正原価といった制度で問題はないのか。運賃・料金の交渉は、実際の原価をベースとするのが基本ではないか」などと話した。

参加者も各社の原価管理の現状や課題などを話したほか、荷主や元請けに対する運賃・料金の交渉状況などを共有した。

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