セコマ・下川町 タクシーによる貨客混載宅配サービス

下川町と道内コンビニ最大手のセイコーマートを運営するセコマ(札幌市中央区)は3月23日、「まちづくり連携に関する協定」を結んだ。タクシーを利用した貨客混載による宅配サービスを実施する。
同町役場で谷一之町長とセコマの丸谷智保会長が出席し、同協定に締結した。

同町では、スーパーマーケットが廃業したことにより、それまで高齢者等への食品や重量物等の宅配サービスが無くなり、住民から「不便になった」との声があがっていた。一方で、公共交通の維持が重要な課題でもあった。

そうした中、セコマが一部店舗にて商品の宅配を実施していることから、両者で協議を重ね、下川ハイヤーのタクシーを利用した宅配サービスを実施する準備を進めた。産官相互の連携・協力により、共にまちづくりに寄与することを目的に今回の協定を結んだ。セコマにとって、商品宅配を想定して自治体と協定を結ぶのは今回が初めてとなる。

また、セコマでは北海道の地方自治体と災害協定を締結し、地震・風水害等の異常な自然現象、大規模な火災や事故により生ずる災害が発生した場合、食糧等の供給を行っていることから、同町においても「災害時における応急生活物資の供給等に関する協定」も締結した。

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