丸吉運輸機工 全体会議「枠を超える〜自ら一歩を踏み出す」

丸吉運輸機工(吉谷隆昭社長、北広島市)は4月29日、恵庭RBパークセンタービルで北海道地区の従業員を対象とした全体会議を開催し、今年度の経営方針や業績・計画の発表、部門ごとの目標設定、各種表彰などを行った。今年度の重点方針は「枠を超える〜自ら一歩を踏み出す」と設定した。

 吉谷社長は「組織や業態、エリアのほか、常識、発想、意識、やり方など、自分で決めつけている『枠』を超える1年にしてほしい。他部署の仕事でも、『どうすれば円滑な業務につながるか』を意識し、行動にうつしてほしい。これは各自にとって変化や挑戦を意味するが、120人の少しの一歩で大きな可能性が生まれる」と述べた。
 また、トラック輸送、シャーシ輸送、コンテナ輸送、物流センター運営、物流コンサルティングなどの事業を連携させ、拠点と事業領域を横断した「総合的な鉄の物流サービス」が提供できていることが大きな強みだとし、昨年度は物効法に認定されたことを説明。「間違いなく面白い立場にいる。外部環境の変化と顧客ニーズに対応することで、大きなチャンスにつなげていきたい」と呼びかけた。

 事業展開について、TP(トランスポート)、3PL、MS(モーダルシフト)の3つの主力事業とも堅調に推移していると報告。「東日本の鉄の物流において扇の要となる東北エリアでの引き合いが増え、今年度は多面的な展開が見込める。北海道では、本社近くに北海道日本ハムファイターズの新球場を核としたボールパークの建設が決まり、こういった事業を取り込むことで、さらなる成長が望める」と述べたほか、今年度中に「ISO39001の取得」「創業40周年記念式典の開催」をすると発表した。

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