苫小牧埠頭 クールロジスティクス事業部を新設 

苫小牧埠頭(橋本哲実社長、苫小牧市)は10月1日、北海道クールロジスティクスプレイス(同)が現在建設中の温度管理型冷凍冷蔵庫の運営を担当させるべく、「新規事業開発部」を改組し、「クールロジスティクス事業部」を新設したと発表。
同社にとって「港運」「飼料サイロ」「オイルターミナル」に次ぐ第4の事業部となる。

同社では、苫小牧港において「食」の新たな国際物流拠点を形成し、食産業の高付加価値化、道産品の輸出拡大に貢献するため、総事業費70億円、延床面積約1万4000㎡に及ぶ道内最大級の温度管理型冷凍冷蔵庫の建設による新たな物流モデルの構築を目指している。
取り組みの中核施設となる温度管理型冷凍冷蔵庫は、苫小牧埠頭のほか、日本政策投資銀行、日本通運、北海道空港、ホクレン農業協同組合連合会の出資を得て設立した北海道クールロジスティクスプレイスが施設の建設・所有を行い、運営は新設されたが担う。
倉庫新設工事は2020年春の操業開始を目指して進捗している。

「食品出荷の平準化」「食品加工業の育成」「道内産品の混載・共同化」「空港と連携した輸出入体制の強化」などに向けた取り組みを進めており、新事業部の創設は、①温度管理型冷凍冷蔵庫の運営体制の整備、②食産業基地形成への取組み、③食の輸出促進ーといった目的を持っている。

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