「令和5年度の過労死等の労災補償状況」 「脳・心臓疾患」、請求・支給とも「運輸業・郵便業」が最多

北海道労働局は6月28日、北海道における令和5年度の過労死等の労災補償状況を公表。

「脳・心臓疾患」の労災補償状況では、全体で請求件数は27件と前年度より2件(6・9%)減少。支給決定件数は8件であり、同2件(20・0%)減少した。
業種別(大分類)では、請求件数は「運輸業・郵便業」が6件と最も多かった。支給決定件数も「運輸業・郵便業」が5件と最も多かった。
職種別(大分類)では、請求件数は「輸送・機械運転従事者」が「サービス職業従事者」と並んで5件と最も多く、支給決定件数も「輸送・機械運転従事者」が5件と最多だった。

「精神障害」の労災補償状況は、全体で請求件数が125件となり、同29件(30・2%)の大幅な増加。支給決定件数は45件で同8件(15・1%)の減少。
業種別(大分類)では、請求件数は「医療・福祉」が31件と最も多く、「運輸業・郵便業」は14件で3番目に多かった。支給決定件数は「医療,福祉」が8件と最多で、「運輸業・郵便業」は2件。
職種別(大分類)では、請求件数は「専門的・技術的職業従事者」が35件と最も多く、「輸送・機械運転従事者」は12件。支給決定件数は「専門的・技術的職業従事者」12件で最多となり、「輸送・機械運転従事者」は1件だった。

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