栗林商船 北日本海運を子会社化 

栗林商船(栗林宏吉社長、東京都千代田区)は7月17日、日本通運(齋藤充社長、同港区)の連結子会社の北日本海運(斎藤元社長、函館市)の株式を取得し、子会社化すると発表した。株式譲渡実行日は9月1日を予定。株式取得金額は20億円。

北日本海運は、函館・青森航路のフェリー事業を運営。1962年5月に日本通運の連結子会社となり、1973年2月には事業の強化・拡大を目的に栗林商船のグループの共栄運輸(熊坂高社長、同)と青函フェリーを設立、函館と青森を結ぶフェリー事業(青函フェリー)を営んでいる。令和2年3月期の売上高は23億2000万円、経常利益は2235万円。

栗林商船では、今回の株式取得によって北日本海運も同社グループとなることで、青函フェリーの一層の一体運営が可能となり、「今後の青函フェリーの成長に資するものと判断」したとしている。また、今後の連結業績に与える影響については、「軽微であると考えているが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を合理的に算定出来ないとの判断から未定」としている。

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