北海道運輸局は6月28日、道内のトラックGメンによる活動状況などを公表した。
違反原因行為(「恒常的な長時間の荷待ち」「契約に含まれない附帯作業」「無理な運行依頼」などのトラック事業者の法令違反の原因となるおそれのある行為)をしている荷主・元請に対する働きかけでは、「要請」が4件(荷主1件、元請3件)、働きかけが14件(荷主10件、元請4件)だった。
貨物自動車運送事業者への違反原因行為情報の収集(プッシュ型情報収集)では、「訪問・電話調査」が802件、下請Gメンとの合同調査8件だった。このうち、トラックドライバーへの聞き取り調査を輪厚パーキングエリア(上り)、札幌トラックステーション、苫小牧トラックステーションの3カ所で行った。
また、荷主等の物流拠点へのパトロールでは、約100カ所の拠点で実施した。
今後は、「物流拠点へのパトロールの強化」「業界団体や関係行政機関との連携強化」「各種会議体での積極的な講演」「Gメン周知用チラシの設置箇所拡大」「トラックステーションなどでのトラックドライバーへの聞き取り調査」などを行うとしている。