北海道は12月18日、令和5年度の道内大手自動車関連企業の道内調達状況の調査結果を発表した。
道内の大手立地企業6社を対象に、部品と設備機械・消耗品等(金型・治工具 等)のそれぞれの分野での道内における調達状況を調査したもの。 調査対象の6社は、トヨタ自動車北海道、ダイナックス、 デンソー北海道、アイシン北海道、 パナソニックスイッチングテクノロジーズ、 いすゞエンジン製造北海道。
調達額は、道内調達率の高い製品の生産数の増加などにより令和5年度は507億円で過去最高となった。 調査開始時点(平成16年度)の69億円から約438億円増加、前年度の約484億円から約23億円の増加。
調達率は、平成20年度から同25年度まで、横ばいで推移し、同26年度からコロナ禍による一時的な減少はあったが増加を続けており、令和5年度は23.1%で過去最高となった。調査開始時点(平成16年度)の8.7%から14.4ポイント上昇、前年度の22.9%から0.2ポイント上昇。
道内からの設備機械・消耗品等(金型・治工具等)の調達状況では、 調達額が設備投資の増加などにより令和5年度は426億円に増加。 調査開始時点(平成21年度)の217億円から209億円の増加。前年度の355億円から71億円増加。
調達率は60~70%の間の横ばいで推移しており、令和3年度は58.2%に下降後、同4年度は60.2%に回復、同5年度は58.7%に減少した。 調査開始時点(平成21年度)の70.8%から12.1ポイントの下降、前年度の60.2%から1.5ポイントの下降となった。