北海道経済部食関連産業室は5月1日、「北海道食の輸出拡大戦略推進状況報告書(平成29年通期)」が決定したと発表。同年の同産品の輸出額は674・5億円となり、前年より3・9%減少した。水産物・水産加工物は同8%減少の536・4億円、農畜産物・農畜産加工物は同12%減少の36・7億円、その他加工食品は同35%増加の101・4億円となった。
道内の輸出にかかる物流拠点の整備について、「苫小牧東港に道内初の加工食品関連の輸出拠点として大型冷凍冷蔵倉庫を同30年7月に着工、同31年に稼働予定」「札幌国際エアカーゴターミナル(SIACT)での貨物の受入能力拡大に向け、同29年11月に上屋増設を着工、同30年に供用開始予定」「SIACTで国際貨物機専用の荷物積み降ろしに必要な大型リフト車や技術者を確保し、国際貨物を常時受け入れられる体制を整備」などと報告している。