エース「子どもの安全を見守る運動」出発式   道内運行300台あまりにステッカー貼付

エース(林博己会長CEO、石狩市)は6月27日、本社で「子どもの安全を見守る運動」出発式を開催した。啓発ステッカーをトラックに貼り、出発を拍手で見送った。

北海道、道警、北海道教育委員会が事務局となり展開しているもので、子どもが事件や事故など何らかの被害にあっている場面を目撃したり、助けを求められた場合、その子どもを保護し、すみやかに警察等へ通報するなどし、子どもの安全確保を図っていく運動。

同社では、道内を運行する全てのトラック313台に啓発ステッカーを貼付するとともに、キャビン内には「①登下校時間帯の通学路を走行する際は、子供に目を向けましょう②不審者や不審車両を発見した際は、その場で警察に通報しましょう③子供が被害となる事件・事故を目撃した際は、一時的に子供を保護して警察に通報しましょう」などと具体的な行動指針を記載した小型フライヤーを貼った。

中野政嗣社長は「2006年からこの運動に参画してきたが、13年前から車両が80台あまり増加したことに加え、子供が被害に遭う事件が増えている最近の世情を踏まえ、改めて仕切り直しをする時期と考えた。日々、300台を超えるトラックが道内を駆け回っており、ドライバーの600の目で常に子供達を見守っていきたい。未来を背負う子供達の安全・安心に寄与していきたい」と述べた。
また、「このような見守り運動を全道的に展開していると広く周知することで、犯罪の抑止にもつながる。ドライバーにとっても、より事故に注意をするようになるほか、社会貢献の取り組みを自覚することで誇りが高まり、もっといい仕事にもつながる。業界内や東北、関東など他の地域にも広げていきたい」と話した。

出発式に出席した札幌北警察署生活安全課の百瀬彰幹課長と鍋島靖裕主任が「配送業務などをしながらの『ながら見守り』に期待している。少しでも危ないと思ったら、すぐに110番をしてほしい」とドライバーに呼びかけた。

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