シズナイロゴス 交通安全・品質向上総決起大会 品質強化を訴え

シズナイロゴス(伊藤功一郎社長、札幌市白石区)は9月29日、札幌コンベンションセンターで「令和元年度交通安全・品質向上総決起大会」を開催した。各拠点から従業員が参加し、管理者による交通事故防止・品質向上に向けた取り組みの現状報告と注意事項の確認、従業員による取り組みの発表などを行った。このほか、各種表彰、社内行事の報告も行った。

伊藤社長は「人を強化するビジネスに取り組んでいる。日本語学校の運営もこの一貫で、グローバル化をして、色んな人と仕事をしたいと考えている。人がやらなくていいことを機械・ロボットにやらせる方向に社会は動いており、この準備をしている」と挨拶。
「物流の仕事は大手システム企業などが元請けとして参入してきており、これに対抗するには、さらに品質を強化しなければならない。今年度は品質管理室を新設した。日々の仕事をもう一度振り返り、もっと効率の良い方法、顧客に喜んでもらえる方法を考える必要がある。誤出荷・誤配送ゼロを実現するよう知恵を絞り、みんなで話し合い、スピーディーに取り組んでほしい」と述べ、「2年前からスマホを渡し、配送や構内作業の業務改善に向けた取り組みを進めているが、必要なデータの入力が不十分で活用しきれていない。自分たちの仕事を守るために、しっかりと入力を行ってほしい。しっかりやることで強みになる」と訴えた。

品質管理室、配送事業部、3PL事業部、HSL日本語学校など各部署が概況報告を行い、伊藤昭人会長は、文化人類学者の辻信一氏の著作を引用、「森が燃え、生き物たちは我先にと逃げた。クリキンディという名のハチドリだけは、くちばしで水のしずくを一滴ずつ運び、火の上に落とした。他の生き物たちがそれを見て『そんなことをしていったい何になる』と笑うと、クリキンディは『私は、私にできることをしているだけ』と答えた」という話を紹介し、「会社が危機の時に、頑張ってくれた従業員の努力おかげで今がある。後に続く人間に何ができるか、他人に何を与えられるか、何が自分の誇りになるかを一人一人が考え、もっと元気を打ち出し、交通安全、作業に勤しんでもらいたい」と叱咤激励した。

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